断捨離®トレーナーのアイディアより不必要なものは撤去
寝室は、コンクリートの壁に直接クロスが貼り付けられていた状態で、冬は寒く、結露していました。そのため、壁に下地組をして、断熱材を入れることで、朝になると壁が水浸しになるほどの結露を防ぐことができました。
それ以外のリフォームとして、奥行ある収納とクローゼットの扉は撤去を行いました。必要なものを必要なだけ置いておきたいという施主様のご要望から対応したものです。奥行ある収納の壁の一部と折れ扉を撤去したことで、部屋と続く大きな空間が広がりました。
また、奥様が断捨離®トレーナーでもあるため、そこから発想を得たアイディアにより、もともとクローゼットだった場所の扉を撤去しました。オープンクローゼットとし、扉の代わりにカーテンをつけることにより収納を自在にコントロールできるようにしました。お気に入りのカーテンをつけることで心地よい空間にすることができ、空間をすっきりさせることもできます。隣にもうひとつオープンクローゼットを設置することで、夫婦がそれぞれ余裕をもって衣類の収納ができるようになりました。
扉があるクローゼット収納が当たり前と思いがちですが、扉をつけない選択をする方も増えてきています。メリットとしては、デッドスペースがなくなる、掃除の効率アップ、湿気がこもらず換気対策ができる、隠す収納から見せる収納になることで不必要なものは捨てるようになるなど様々な要因も見受けられます。
扉がなければならない、収納はたくさんあるに越したことはないといったような固定概念を少し違う目線で見てみると多くのメリットもあるものです。ライフスタイルや各家族によって異なる物の量を相談しながら、最適な形を見つけていけたらと考え、アーキ・プロでは打合せ時に様々なお話を聞かせていただいています。